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無銘(宝恵?)

 平肩抱え咲きの水仙弁花、今年の花は少し懲り気味だが角ばった細弁の荷形水仙弁で弁先に僅かに白菜をかける。昨年は右の花のように舌が垂れ、舌点が密集しているのを見 て「仙緑」として売られていた。しかし、仙緑の舌は幅の広い巻舌で舌点の密度ももっと高い。今年の花の特徴は 舌が肉厚で龍呑舌となっている点だが、老上海梅とは花弁の形が全く異なる。老上海梅でもなければ仙緑でもなく、今年の花で見る限り「 宝恵?」の様である。この蘭は5〜6本立ちで花が来ることからも「仙緑」とは異なるが、花付が良いために小さい木に沢山花を付け過ぎて花に十分力が行き渡らず、花弁が薄くなったり兜が弱くなったりすると全く別の花に見えることがあるのだと思う。
 

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