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保存名花

   戦前からの蘭商だった大栄さんが亡くなる前まで「保存名花」と云って売ろうとしなかった一品。小型の花で万字くらいの大きさ、五弁分窠、浄緑で花筋が濃緑で少し目立つ。捧心は観音兜で先端に淡い紅班が浮き出ている。副弁の先端にも小さな兜があり、少し反り加減になるが緊弁で型崩れしない。舌は小円舌に紅点があるが今年の花は少し乱れたのは惜しいところ。可也の名花と思われる。

目次 一華