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高知県土佐山田町の小松です。
さるMLでの通称は、山田の「こまっちゃん」です。

寒蘭の用土については、竹藪の団粒構造のあるものを使っている話はずっと昔に聞いたことがありますが、なかなか100鉢を越す数の用土の調達がしんどく、市販の火山性軽石に走ってしまいます。
かつては高知県佐川町で採れる白根土単用でつくりましたが、水の管理の失敗と、持病の腰痛から、軽いさつま土変えました。昨年の春4年ぶりに植え替えましたが、寒蘭もよほどうれしかったのか、今年は5枚葉がかなり見受けられます。

高知県でも西部、寒蘭の原産地で有名な宿毛市、三原村には「オンジ」という火山灰の一次堆積物の厚い層があります。二次堆積物と違って純粋な火山性の成分で、中にはきらきら光るガラス質も確認できます。この「オンジ」単用でも結構良い作柄の方もおりました。特に、蘭坪から採取した「ホルモン」の発芽床には最適のようです。

 一昨年と昨年の12月、自分のシイ山に相当量の寒蘭の種を蒔きましたが、来年か再来年にはぼつぼつ出始めると思います。真っ白な芽や黄色い芽を山で発見したら、きっと興奮するでしょうね。
サイバー寒蘭展、いいですねえ。蘭会の展覧会に出品できる腕のない私にはいい企画です。

詳しい展覧会の開催案がありましたら、またお知らせください。

山田の「こまっちゃん」

私も現在、高知からダケ土を取寄せて、さつま土、パーライト等と配合して使っています。
私の棚は日当たり通風共に悪く、乾く土が最優先の条件です。


蘭にとっての環境が悪い所で、以前、市販の有機肥料をやって大失敗しました。それが後を引いて、いまだに立ち直っていません。

以前、北川村の方が、拙宅にお越しの際のお土産としていただいた鉢に、オンジが入っていました。
そのまま3年ほど作りましたが、根には良かったと思います。京都では入手出来ませんので、それ以後は使用していませんが…。


小松さんに、是非、お願いしたいのはそれなんです。実生苗の自生している様子の写真とかを掲載して欲しいです。Kさんなんかが以前からやっておられるようですが、既に開花した物は無いのでしょうか。ウワサでは「良い花も出ているらしい」と聞いていますが、実際はどうなんですか。

野口

人工交配はかなり前から行われており、開花株もかなりあるようです。土佐香南愛蘭会の昨年の会誌が余分に手に入りましたので、謹呈いたします。この中に、人工交配株の花が載っていますので、参考にしてください。
今年も相変わらず花芽の色は良くないです。赤花、金鵄系、桃花はまず駄目みたいです。

山田の「こまっちゃん」

野口です。香南愛蘭会の会誌を受け取りました、ありがとうございます。
まだ、ざっと目を通しただけですが、人工交配の結果について、一面では「なるほど、交配親の特徴が出ている。」とも思いますが、反面「なかなか期待どうりには行かないものなんだな」とも思いました。まだまだ、遺伝形質について不明な部分が多いのでしょう。しばらくの間は、トライアンドエラーかも知れませんね。
逆説的には、今存在する名品が「いかに非凡な存在」かを痛感します。

ところで、初花はどうでしょうか。うちは花芽の数が例年の2/3程度(60鉢足らず)と少なく、初花を向えるのは1つだけで寂しいです。これは高知県の産で「数年前に宮崎で1芽100万という相場が付いた、青花チャボでベタ舌の坪採り」と言う事ですが、今までの経験から、それほど期待していません。と言うのも、口上通りに咲いた花が無かったからです。今までに買った「見込み」や「坪採り」は全部、別の花でした。中にはそれなりに良い花も有りましたが…。
「初花は咲くまでの楽しみ」とはわかっていても、やはり、それが少ないのは寂しいものですね。
小松さんの所の初花情報をお聞かせください。

山田の「こまっちゃん」です。
実のところ、私も今年は初花らしきものがありません。
今朝蘭小屋をのぞいてみますと、株数はたくさん増えたものの、花をいっこうに付けようとしない山取の株(中村市間)にひょろひょろと花軸があがっていますが、たぶん、つけても一輪か二輪だと思います。
あと、もらってから6年目にしてやっと花軸があがった通称「赤芽白鳥」ぐらいのものです。
もし山取の花が写真に撮れれば、jpg画像でお送りします。

寒蘭はほかの植物と違って、一度「こじらす」となかなか元には戻ってくれません。
なかなか気難しい植物です。

山田の「こまっちゃん」


ご案内有り難うございます。返事がすっかり遅くなりましてすみません。リンクの件は、喜んで、参加させていただきます。ただ、私のHPがあまりに、未熟で、お恥ずかしいですが、よろしくお願い致します。その間にメールニュース No2をいただき、恐縮です。

蘭を始めて30年近く、寒蘭も20年以上していますが、なかなかうまくいきません。良く育った木もいつの間にか、弱ってきたりしています。土植えの件、「目からうろこ」が落ちるようです。少しずつ試してみたいと考えています。
これまで、蘭坪の土をボラ土に混ぜて使用したことはありますが、根の育成に効果があったか疑問でした。土と石の混合は良くなかったのですね。現在はボラ土植で、上部に焼赤玉を少し乗せています。これでは長生きさせることはむずかしかったのですね。

今年の寒蘭は初花が数鉢見え始めています。咲きましたら、HPに載せたいと考えています。
ただ、パソコン も始めたばかりですし、写真もそのために撮ったのではありませんでしたので、ぼやけています。徐々により良いものにしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

  住吉秀生

住吉さんは熊本県にお住まいです。

大阪の平林です。二宮様が東洋蘭ネットワークで黒土の話をされていますが、この黒土とは業者が販売している黒土(実際に蘭の自生している場所の土)と同じものですか?大、中、小、とありますがどれを使えばよいですか教えてください。現在は宮崎の日向土単用で作っています。

  平林


二宮さんに私からいくつかの質問をしたのですが、そのメールがOutlookExpressと共に消えてしまいました。
二宮さんが的確に答えられているので、質問内容もわかると思います。
  野口

野口様,東洋蘭愛好家の皆様こんにちは。宮崎の二宮です。
土づくりについての野口様の質問にお答えします。

Q、通常の水遣りよりも多目という事だが、冬でも同じようにやるのか?
まず,水やりについて,基本的には表土が乾いたかなと思ったらやるようにしています。夏でしたら3,4日に一回,冬でしたら10日から2週間に一基本的に新芽や花芽の成長期回,6月の雨の多い時期でしたら表土がぬれていても4日に1回です。には多少水やりを多くします。私は昔は夏でも1月に一回しか水やりをしていませんでした。週間に一回程度,冬だと1ヶその時と比べて約2倍の水やりをしています。

Q、土の採取場所によって、土壌菌の種類が違うのではないか?
次に,土の採取場所ですがやはり蘭の生えている場所の土がよいのではと思います。私は山を持っていませんし,他人の山の土を黙ってとるのも気が引けるので,土取りに行く人から1袋5000円で買っています。1袋で10鉢くらい植えられます。蘭の生えている土と,生えていない土の生育の差を比べたことがないので,どの山の土でもよいかどうかは判断しかねます。

Q、山土で植える場合、土壌中に含まれている線虫などの被害は無いのか?
3番目に,土の中に含まれている線虫などの対策についてですが,植え替え時には特に何も行いません。それでも線虫の被害はまったくありません。ただ,植え替えるときのポイントとして,日陰で30分ぐらい蘭の根を乾かしてから植え替えると,その後,腐りとかが入りにくいようです。

Q、腐葉土そのものが肥料分を多く含んでいるが、花色への影響は無いのか?
4番目に花色への影響ですが,全くありません。花色は,光線の量と,昼と夜との温度差によって決まっているようです。

Q、隙間無く植えるとの事だが、鉢底にゴロ石は必要ないのか?
5番目に鉢底にゴロ石は必要かという質問ですが,必要です。鉢底に一列大きめの土を並べたり,さつま土の中粒を敷いたりしています。

Q、水遣り回数の多い多湿状態で作る訳だから、どんな鉢でも結果は同じではないのか?
6番目に鉢についてですが,私は基本的に花が咲くまでは,穴あきプラ鉢(6号),花が咲いたら銅しぼり鉢(7号)に植えています。どんな小苗でも6号プラ鉢に植え,水やりが全ての鉢が一緒でよいようにしています。

さて,土植えにも欠点があります。それは金額が高いこと(土取りに行く手間を考えればしょうがないですが),黒土で植えた場合,2,3年植え替えをしないと団粒状の土が粉土になり,根がいっぱいになって,鉢を割らないと蘭がぬけないことです。いい鉢に植えているときは割りたくないので,手が痛くなるほど鉢の横をたたいて蘭をぬかなければなりません。黒土の場合は目づまりしても,蘭の根はすべての根が生 き生きとしています。
不思議ですね,ボラなどの石植えの場合は目づまりすると根ぐされするのにね。

百聞は一見にしかず。野口様に一鉢分の土を送りますので,試しに植えてみて下さい。
(会誌をいただいたお礼です。)

宮崎県日向市  二宮 正志

野口です。山土が着きました。ありがとうございます。
実は一昨日、自宅から20メートル程の近くに山が有るので行ってきました。
(殆ど庭の続きのようなものです。)二宮さんがおっしゃっていた「腐葉土の下にある、団粒状の腐葉土…」と言うのを頼りに、半信半疑で落ち葉を除けてみたら、有りました!。しかし「本当にこんな土で作れるのだろうか?」と思いました。昨日、送って頂いた土を見るまでは、正直なところそう思っていました。

早速荷物を開いて、虫眼鏡で見比べてみたり、水を吸わせて見たり、潰してみたりして…。
結論としては、「少し違うところは有るが、どうやら同じか、きわめて近いものだろう。」
と思いました。少し違うところは、二宮さんの土の方が団粒を構成している粒子が細かくてやや硬い、というところです。それにゴミが少ないですね。自分で掘ってみて判りましたが、団粒状になっているのは表面の部分だけで、その下は圧迫されて地層のようになっていました。そこで、表面の部分だけを取ってきたのですが、落ち葉とか虫とか、木の根とかが混じっていて選り分けるのが大変でした。平林さんのおっしゃっている「業者が販売している黒土(実際に蘭の自生している場所の土)」とも同じものだと思います。

比較的簡単に採取でき、おそらく全国のどこにでも有る土だと思います。さつま土や鹿沼土のように地域的に偏在する土でないことは、愛好者にとって大きなメリットですね。私自身も二宮さんから聞いた話を2人の方にしましたが2人とも「早速、土を取ってくる」との事でした。「良い情報を聞いた」、「ある意味で革新的なことだ」などの反応です。近所の山土でも植えてみようと思っています。

そこで再び質問ですが、二宮さんの土は乾燥していましたが、一度、土を乾燥させたほうが良いのでしょうか。乾燥させた場合は、線虫などは駆除できると思いますが、土壌微生物はどうでしょうか。また、大小の粒が混じっていましたが、そのまま植えるのでしょうか。

野口さんこんにちは。宮崎の二宮です。
山土の使い方について説明します。
まず,山から取ってきた土を天日で十分乾燥させます。乾燥させる日数が長いほど硬 い土になります。
次に扇風機をかけながら,乾燥した土をふるいでふるってみじんをぬきます
あとは,大きすぎる土は砕き,希望の大きさにし,化粧土だけ大きさをそろえて,鉢 の中はみじんを抜いた大中小ごちゃ混ぜで植えた方が良いと思います。
さて,土植えだけが話題になっていますが,昔は私も石植えでしたし,今でも石植えで上手につくっている人もたくさんいます。また,化粧土だけ黒土にして,中は石植えのままの人もいます。
今考えると,石植えのポイントは3つ。
水を切らさず,隙間の少ない石植えで,液肥をやった後1時間後に水抜きをする。これではないでしょうか。
私は以前石植えの時は,水やり後に液肥をやっていました。また,別の人は水やりの変わりに液肥をやっている人もいます。でも,石植えで上手な人は,液肥をやったあと,水抜きをしているようです。
なんだか,この方法はせっかくやった肥料を捨てるような気がして私はなかなか実践できなかったのですが,土植えに変えてバクテリアのこと,蘭の根は水やりをやったときにふくらむこと。などを総合して考えると水抜きはベストの方法かもしれません。
ただし,私が実験したわけではないので確かなことはわかりませんが,業者の方もやっているので,石植えでどうしても根の傷む方は,いっそのことこの,水抜き方を試しに1鉢だけ実験されてもいいかもしれませんよ。


宮崎県日向市  二宮 正志


新たなネットワークの仲間です。

厳島さんは八王子にお住まいです。富貴蘭の世界で活躍されています。

こんにちは 野口 さん、初めまして東京の厳島です。
リンクの申し込みありがとうございます。
確かに東洋蘭や古典園芸植物のページは極端に少なく、インターネットでもマイノリティな存在ですね。相互リンクの趣旨了解いたしました。そしてこちらからの東洋蘭さんへのリンクは既に完了しました。
東洋蘭ネットワーク・メールニュースNo2を楽しんで拝見しました。
東洋蘭ネットワーク・メールニュース期待しております。私も投稿したいと思っていますのでよろしくお願いします。

ホームページタイトル:
緑の宝石「富貴蘭」の世界


★HPに掲載したいので、各地の展示会情報をご存知の方は教えてください。
★サイバー寒蘭展の計画も進めています。次回のメールニュースでお知らせします。
★話題にしたい事、みんなに聞きたい事がありましたら、ココに書き込んでください。

今回のメールニュースは以上です。再度インストールしたのですがOutlookExpressが全く使い物にならない状態になってしまいました。今回からはネットスケープを使っています。


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