東洋蘭ネットワーク メールニュース(15)    ⇒次の    戻る
 

黒土で実験栽培されている方にお伺いしますが、幾つかの実験鉢で水掛をした時に土が表面から溢れ出すようになり、「おかしいな?」と思って表土を除いてみると土が全く濡れていませんでした、どうやら、水が鉢の縁だけを通っているようです。表土に小粒を用いた為か?と思っていますが、理由が判りません。解決策を御存知の方はお教え下さい。

野口
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早速お答えを頂きました。

山田の「こまっちゃん」です。

秋以降大変ご無沙汰しております。
新芽はまだまだですが、昨秋山採りした苗は、室内に入れていたためか、順調に成長し、葉も展開しています。(3画像)

私も同じで、水やりのたびすぐに表面の化粧土が乾いていました。
野口さんがお書きになったのを見て、今日はバケツに水を入れ、鉢の縁までつばけ、10分ほど放置し水を吸わせました。
これでたぶん中まで十分水が行きわたり、化粧土も下から水分の補給を受け、すぐ乾くことはないと思います。
山採り苗を腐葉土の細かいものに植えていましたが、この腐葉土が鉢の格好に固まって収縮してしまい、水をかけても鉢の周りから抜けるだけで、植土の中には全然しみこまず、がちがちになった植土をほぐしてみると根は水分を吸い出されて、ひからびた状態になっていました。
乾ききった水苔に水をやるようなもので、はじいてしまう感じでした。
私の場合、冬場室内で乾燥しきった中に入れていため、固結の度合いも大きかったと思います。

山田の「こまっちゃん」


浦野さんとのメールのやりとりからの抜粋です。
「成木の鉢数が多い割に、開花する鉢数が少ない。」との事で、春の管理が重要だという話の続きです。

野口です。
我家の蘭達が活動を始めたのは3月18日からで、(これは私の経験による独断ですが、最低気温が7℃以上で平均気温が11.5℃以上になった時点で活動を始めるようです。)ですから、これからが勝負だと思ってます。東京の年間平均気温も京都と変わらない様ですので、おそらく同時期に活動を開始したと考えて差し支えないと思います。問題は、これから出芽までの期間に出来るだけ早く、前年の新木を完成、充実させることにあると思います。充分な水遣りと日照はその為に必要だと考えています。

寒蘭の産地で最も年間平均気温が低いのは三重県の鈴鹿山系ですが、そこから採れた寒蘭を見た方の話では、春蘭のように小型であったそうです。しかし、殆どの産地は京阪神や東京といった消費地の気温より年間で1.5℃〜2.5℃程度高いようです。実際、高知県の蘭展に出品されている木は平均的に我々のものより大型で、花も大輪に咲いています。高知県のお棚を拝見しましたが、農業をされている方が多いので実力の差は有るのでしょうが、特別変わった作り方では無い様子でした。となると、やはり何らかの方法で気温差をとり返す工夫が必要です。

以前は5月いっぱいまで閉切って室温を上げていたのですが、これは病気が多発するので現在は4月の下旬までとしています。病気を出さない為には通風が必要ですが、閉切りにすると高温多湿になりますので、リスクは多少大きくなると思います。環境条件によりますが、やはり、通風、日照ともに確保するのが理想だと思います。

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 いろいろとありがとうございます。気を取り直して頑張ってみます。私は毎年桜が散って新葉が展開しきった頃を目処に冬囲いをはずします。それから日照についてですが、寒蘭にとっての適度な日照というのはなかなか難しいと思います。冬の間は落葉樹が葉を落としているためかなり日が入ります。寒冷紗で調節していますが一枚程度では申し訳程度にしかならず、葉焼けを起こしてしまいます。葉焼けを起こしますとどうしても作落ちしてしまいます。この辺が花付の悪いことの遠因になっているのではないかと考えています。
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野口です。

冬に葉焼けを起こす理由ですが、最も多く見うけられるのは、蘭が活動していない時期にダイオネットなどの隙間から直射光線が入って葉に当った場合です。ポイントは「蘭が活動していない時期」と言う部分で、この時期は簡単に葉焼けを起こすようです。症状としては葉の一部が白く成ります。

私の場合、先日申しました様に、4月は閉切りにしていますので、スリガラス越しの光しか当てません、5月からは窓を開けますので黒色寒冷紗越しの光が当りますが、活動を開始して既に40日以上が経過している為に、最悪の場合でも葉が少し黄ばむ程度です。

それとは別に、私が悪戦苦闘している症状に「他の蘭と同じ環境にあるにも関わらず、株の全体が黄ばんで成長が遅くなり、バック木の葉が次々に落ちる。」というのが有ります。この様な場合、葉の一部に黒い斑やかすれた筋状の黒斑が入ります。原因は判りませんが、おそらくカビによる障害だと思います。多湿な環境で有機肥料を使用した場合に起こります。特効薬も無く治療は極めて困難です。良い薬があったらお教え下さい。

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  以前同じような症状を体験しましたのでお話します。それは夏ごろだったと思いますが、親木の葉の付け根にある離断層のあたりが真っ黒になり、葉はまだ緑色であるにもかかわらずポロっと落ちてしまうのです。大体5本立ちくらいの木であれば真中の3本目あたりの木の外側の葉から順番に落ちてゆき、最後は全部葉が落ちて丸坊主になってしまいます。葉に黒い壊死斑が見られることから病気だと思い、次々と薬を変えて試しましたがまったく利きませんでした。ただ症状の出た株を植え替えたら進行が止まった株があったことから、もしかして肥料中毒ではないかと思い至り、全て植え替えましたところ、完全に収まりました。当時開花可能と思われる株には普通の置き肥とともにカルシウムを補給する目的でコロイド石灰を施していましたが、それが原因と思われます。開花が見込めない株にはコロイド石灰は与えていなかったのですが、こちらの株には全く症状が出ませんでした。どうもよい花を咲かせようと功をあせったのが敗因のようでした。色々薬を試して効果が無い様ならば、肥料中毒の線も考慮してみてください。
 


佐賀の中原です、
久方振りのメ−ルですが、皆様は大変ご熱心なベテランばかりで、井の中の蛙である私は、言葉も出ない有様です。
昨年の私の寒蘭の開花は、大変不調で、これはと言える物は一鉢も在りませんでした今年は植え替えをやりましたし、株自体はそう悪いとは思いませんでしたので、この秋の開花は若干期待してはいるのですが?。

ところで、団粒塊山土植の、大変好成績なレポ−トがあっていましたが、当地ではそんないい土はどういう所にある物か、全く見当が付きません、もし宜しければどなたか御指導下さい。

そう言う訳で、今年は、新しい写真を掲示することは出来ず、あまり不出来だった現在までの写真を、若干ましな物と差し替えましたので、もし気が向かれた方は、一寸のぞいて頂いて御指導下さい。

以上宜しくお願いします。

2000−04−10
M.Nakahara
URL:http://www2.saganet.ne.jp/ja6aot
E-Mail:****@po.saganet.ne.jp
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野口です。ネットワークのメンバーの方からレポートを頂けると思いますが、とりあえず私が土を見つけた経験をお話します。
私の場合、偶然最初に入った場所に団粒構造の黒土があったので、比較的どこにでもある土だと思っていたのですが、その後あちこちと歩いてみましたが他の所で見つけることが出来ませんでした。場所としては北側の斜面で楠の大木が何本か生えており、その直ぐ西側には竹薮があり、比較的湿気の多い所です。地面は殆ど落葉に覆われていて、窪みには落葉が厚く堆積していました。段状の部分が幾つかあり、そこから雨水などが流れ出す下の斜面の落葉の下に黒土が有りました。南斜面や稜線の近く、鞍部などはフカフカの腐葉土があるだけで黒土は有りませんでした。やはり湿り気が多い所に有るのだと思います。言葉ではうまく表現出来ませんが、実際に行かれたら分ると思います。
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野口さん早速ご返事有り難う御座いました。
私も出来れば黒土を試してみようと、事あるごとに、気に掛けていますが、なかなか出会えなくて、困っていました。
御指導を参考に努力してみようと思っています。
私のホ−ムペ−ジはいい加減な物で、人様にお見せできる様な物ではありませんが、今後ともどうぞ宜しく御指導下さい。
ここ数日は、知人のパソコン組み立てや、野山歩きで一寸忙しい毎日です。
以上、取りあえず御礼まで。

M.Nakahara
URL:http://www2.saganet.ne.jp/ja6aot
E-Mail:****@po.saganet.ne.jp


ひろたさんへのメールです。

東洋蘭愛好者の親睦を図る為に、HP上でオークション(交換会)を計画しているのですが、苗が集まりません。もし、不要な苗が有りましたらお知らせ下さい。

ところで、私は寒蘭を20年以上もやっているのですが、実際に山から苗を採ってきたという経験がありません。昨年、友人に案内してもらって蘭坪の近くまでは行ったのですが、傾斜が急な上に足元が革靴だったので断念しました。
もし御存知なら、有名品種の坪の現在の様子とか、自生蘭の密度というか「昔に比べて本当に減ったのか」とか興味が有りますので、お知らせ頂ければ幸いです。

野口
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 メールニュース14楽しくは意見しました。勉強にもなります。次回を楽しみにしています。

 オークションの件ですが、殆どが山採りで良い物はなく、命名品は普及種を少し作っている程度ですので残念です。並物はふりむいてくれません。山採り苗を7〜8年育てて季節が来るたびに処女花を見るのが一番の楽しみです。

 今日は天気も良く、久しぶりに山採りにいってました。5〜6センチの小苗を少し見つけました。取り残し苗が少し伸びたのでしょう。採るにはかわいそうです。次のメールで写真を送ります。スキャナを使っているので少し時間が必要です。今が一番少ないときです。6月も下旬になれば今年の新芽が伸びてきます。

 ご承知の通り西谷物の坪や、銘品の出たといわれる坪は無惨に荒らされ小苗も期待できない状態です。しかしその近くの雑木林等では採り跡でないところで小苗を見つけることが出来ます。1本ぽつんと生えている苗に良い物が出るそうです。10年前なら40〜50本採ることもありましたが、今では夢です。空振りしなければ上出来といったところでしょうか。

 山採りは一日仕事です。確かに一昔前なら松田川上流の坪等では革靴でも10メートルも入ればありました。道無き道を300〜400メートル登るのが普通です。

  早々    ひろた
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  写真を送る予定でしたが、ホームぺージに山採りのページを加えましたので時間のあるとき覗いてください。 

 写真は地元では有名な篠山と沈んでいく蘭坪です。
  

 それではまた宜しくお願いします。

   ひろた



東洋蘭オークション」の試験運用を開始しました。出来れば入札や出品にご参加ください。http://www2.freeweb.ne.jp/~mabito/mail/koukankai.htm

なお、出品される場合はパスワードが必要です。パスワードは[××]です。東洋蘭ネットワークのメンバーのみ出品を受付けます

試験運用期間は未定ですが、問題が無ければ検索サイトなどに登録して、本格的に稼動させたいと思っています。東洋蘭愛好家で、しかもインターネットをやっている方が多いとは考えられませんので、それほどニーズが有るとは思っていませんが、東洋蘭愛好家の一助になればと思います。