東洋蘭ネットワーク メールニュース(25)
 

こんにちは小林の柊崎です

どうして蘭を見分けられるのだろうと疑問に思われたとの話・・・
同感です!!  長年山取りをやっていても100ヶ所以上の中で自信を持って見分けられるのは、私は数カ所の蘭坪しかありません。
そこに山取りの楽しさがあるようです。

次の日曜日に山に行きます(霧島山系) 山取りをもらってくださればありがたいです。
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産地の、それも実際に山採りしている方が見分けられないのなら、「これは〇〇坪の蘭だ、葉性はこうこうで、ここの特徴が証拠だ。」と山採り蘭を示されたら、私が信じるのは当たり前ですよね。

面白い話としては、「広弁舌無点の紅が出た坪」という事で、生姜根付きで葉幅の広い硬い葉の蘭を買って、10年近くも育てたでしょうか、その花が咲いてみたらなんと「ベタ舌の黒紅花」で、見立ては全く当らなかったのですが、「それはそれで、これもまた良いか…。」と落ち着きました。高知県東部の「ヤタ烏系」の坪採りだったのです。結果的に、当時としては高い買い物になりました。

私の様に産地に住んでない人間には寒蘭を採る苦労が分りませんが、きっと大変なんだと思います。岡山の港さんにお目に掛かった時「寒蘭を自分で採ってみたい」とおっしゃっていましたが、それは偽りの無い気持ちだと思います。長年寒蘭をやっていますが、私も自分で採ったことが有りません。何時も、「寒蘭の楽しみの中で、重要な要素が欠けている。」と感じています。

きっと「あの坪からはこんな花が出たから、近くにもっと良い花の坪がある筈だ。」とか、あの坪の花はもう出ないが、坪の下を探せばまだ残っているのではないか。」とか考えると、「楽しいのだろうなぁ…」と思います。先日、メンバーの吉村さんが来られて、自分が行った、紀州の蘭坪の写真を見せていただきました。苔むした大木の根っこを背景に戦利品の蘭が並んでいました。語らずとも、私が知らない「楽しみ」が見えてきます。

一度でいいから、自分で蘭を引きたいですね。
うゥ〜ム!でも、一度引いたらクセになるのでしょうね〜。

野口


こんにちは、東京の浦野です。
梅雨は中休みですが、おかげで真夏日と熱帯夜で参っています。この暑さで夏咲のエビネが開花し始めました。

これは「銀山」です。花は純白で唇弁の付け根の紅点も出ていない花のほうが多く、ツルラン系の素心です。葉にも黄色の爪覆輪がかかりますがあまり目立ちません。

これは「白晃殿」です。オナガエビネの柄物で、鮮やかな純白の覆輪縞が入ります。花は大輪の薄紫です。

夏咲のエビネは葉繰りが多く大体5枚位は出てきますから、観葉植物としても見ごたえがあります。
また、花も美しく、かなり長く咲きつづけますから冷房の効いた居間に置くのにちょうど良いのではないかと思います。もっと見なおされてもいいものです

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おっしゃる様に、夏咲きのえびねはエビネブームの当初から、冷遇されてきた感じかします。
葉に比較して花が小さいのがその理由だと思いますが、観点を変えるとその良さが見えてくると思います。日頃から思っているのですが、一律の観点から花を評価する時代は、もうすぐ終わると思います。これだけ生活様式や価値観が多様化しているのに、東洋蘭だけが単一の価値観しか持たないのだとしたら、次の時代には対応できなくなると思います。その意味でも、色々な生活の場面での蘭を提案されている浦野さんのお考えに賛同いたします。

昨日、関西寒蘭会の早芽会が行われ出席しましたが、会場で数人の方から東洋蘭ネットワークやインターネットに付いて質問を受けました。徐々にではありますが、東洋蘭界にもインターネットの存在が無視できなくなってきた様です。一部の指導的立場の方だけが情報を操作出来た東洋蘭界にも、IT革命の時代が近付いていると感じました。

野口


頂いたフォームに「奄美報歳の増殖を楽しんでいます。」と有りましたが、誠に不勉強でお恥ずかしいことですが、二十数年東洋蘭をやっていて初めて聞く名前です。
報歳蘭が奄美に有ることは全く知りませんでした。「奄美の固有種」とありますが、台湾の報歳蘭に近い品種なのでしょうか?是非とも皆さんにお知らせしたいので、もし、写真などが有りましたら、メールに添付していただけると嬉しいです。現在、ネットワークのメンバーで最も南の方は鹿児島市在住ですから、奄美報歳をご存知かも知れませんが、実際に栽培している方は無いのではないかと思います。

また、奄美地方の蘭類の分布などもお知らせ頂けると有り難いです。「寒蘭は?春蘭は?」など沸々と疑問が湧いてきます。色々書きましたが、これからもよろしくお願いします。

野口
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 早速のメール、ありがとうございます。
私は奄美報歳をじっくり楽しみたいと思いながら、転勤族のため、蘭舎を持って栽培を楽しめなかったのですが、今年からゆっくりと増殖を楽しんで行けそうです。

 ところで、奄美報歳は台湾報歳とよく似ているようですが、台湾報歳よりやや小振りかと思っています。花は白系と紫系の2種類が知られています。花立ちは10輪前後で芳香性が素心蘭より強くあります。愛好家の情報では、現在では、奄美報歳の地生はなかなか見えないとの話です。

奄美には報歳のほか奄美寒蘭もありますが、私は今のところ栽培していません。私の住む名瀬市では愛好家たちが30人ほどいて、2月の花期には奄美報歳展を毎年開催しています。

中山 芳一
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そうすると、台湾報歳の様に葉先はやや丸いのでしょうか?それとも大陸の物の様にやや尖っているのでしょうか?また、柄物等はあるのですか?
花は台湾報歳から類推して、大体分ります。もし柄物が有れば、ピンクの花も出現しますね。
「台湾報歳よりやや小振り」との事ですが、その方が鑑賞価値はより高いですね。出来れば写真が見たいです。

「奄美寒蘭もあります」との事、やはり寒蘭も有るのですか。こちらにも非常に興味が有ります。
台湾寒蘭に近いのか?または屋久島寒蘭に近いのか?寒蘭の北上説には二通り有って、海流に乗って北上したと言うものと、風に乗って北上したと言うものです。もし、奄美寒蘭が中間型で有った場合は北上速度が極めて遅い事になり、風に乗って北上したという説が有力になります。
全く学問的では有りませんが、私は第一間氷期に寒蘭が、第二間氷期に春蘭が北上したのではないかと考えています。根拠は有りませんが、山茶花とヤブツバキの関係と同じではないかと思っています。

野口


こんにちは 小林の柊崎です。

(メールニュースを読んで)
日向登録(東郷町下渡川産)の華神と同種異名ということですか?
初めて聞きました。・・・面白い話ですね

鹿児島の かがやき も一紅系という話です。

EM菌を2年前に使用しました。まずEMにヌカ・油カス・糖蜜などを加えEM菌のぼかしをつくり、この浸出液を冠水のときに使用結果は良かったようでした。
浸出液作りが面倒で現在中止です。いま酵素の葉面散布を使用中です。

梅雨の晴れ間の高温で蘭もバテ気味です そちらの気候はどうですか?
  またメールします・・・・

「鹿児島のかがやき も一紅系」という話は知りませんでした。一度写真を見比べてみます。


先日、京都に出張中、サイカイランが届いた旨、妻より連絡がありました。
ありがとうございました。感謝いたします。

新幹線車中で「自然と野生ラン7月号」を見ていたら、読者の投稿写真のコーナーでキンランの山採りに対する厳しいコメントがでていまして、隔世の感があるなと感慨深いものがありました。

ひところの同誌には静岡の寒ランの記事に「自生地保護と山の所有者への配慮から場所は秘密にする」
としながら、発見した株をすべて鉢に盗ってきたという記事があり、激昂して編集部に電話をかけてしまった過去があります。

「園芸マニア」という同様なマニア誌が廃刊したこともあってか、だんだん、バイオ苗の必要をご理解いただけるようになったのと韓国などでは先行してよいバイオ株を積極的に培養していることから背中を押される形でわが国の業界も動きだしたような印象です。

もう少し私の培養ビンが充実してくれば、野口さんのネットなどで苗を差し上げるようなことができるようになると思います。

現在、シランをコルヒチン処理して倍数体化し、寒ランや中国春ランなどと交配し、好光性で芳香のあるランがつくれないか研究中です。
個人的にはシランなどのような強くてウイルス感染のしにくい庭で栽培できるランを作ってみたいものです。

いただいたサイカイランは花芽がきているようです。
まず、セルフで種を採ってみます。結果はメールでお知らせしますね。

本当にありがとうございました。

  高山数生

 


野口さん今日は毎日暑い日が続きますね。
本日久しぶりにオークション覗かしてもらいました。品物だいぶ少なくなりましたね。
トラブルなくうまくいっていますか。

宮川
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お蔭様で、今のところスムーズに行っています。しかし、インターネット人口1200万人、実数をその半分と見ても、その割りに東洋蘭人口は少ないですね。十万人に一人程度しかいない事になりますね。

最近はオークションの出品数が少なくなったせいか、アクセス回数が減っています。
全体の傾向としては、低額の品物の方がアクセスが多い様です。

昨夜、他のオークションサイトでの寒蘭の売れ行きを知りたいと思い。検索したところ、有名サイトの「楽天市場」に一件だけ、寒蘭の落札情報が有りました。会員ではないので詳しい情報は分りませんが、落札価格が\1,610だった処をみると並花だと思います。それに比べれば、「遥かに高額商品が落札されている」ことになりますが、ネット価格の上限は3〜4万ではないかと感じています。
いずれにせよ、メンバー数が少ない割には健闘しているというところだと思います。品物が頻繁に動く様になるには、500名程度のメンバー数が必要でしょう。

パソコンを自由に触っている世代は30代以降ですから、東洋蘭をやっている世代とは大きな開きがあります。
東洋蘭をやっている50〜60代の方で、かつパソコンをこなしている方はインテリ層くらいで、まだまだ一般的では有りません。その意味でも「いかに若い世代に東洋蘭を伝えて行くか」が、今後も主要なテーマになりそうです。

野口


山田の「こまっちゃん」です。

台風も近畿以西には大したこともなく、足早に去ってゆきました。
昨日、本日(8日)は台風に向かって吹き込む北西方向からの風が強く、フェーン現象なのか気温も30度以上です。
湿度はあまり高くないようで、水曜日(5日)に水やりしたものの、もうカラカラです。

さて、本日は20日ぶりくらいに、山へ偵察に行って来ました。
五本ほど新たに見つけましたが、まだ芽を出したばかりでしたのでそのうち三本を採取してきました。

070801rは全体にクリーム色っぽく、西谷系統でしょう。
070802rもたぶん西谷系統が混じっていると思います。新根が一本見えます。右下の方にある塊はホルモンです。
070803rは前回お送りしましたものと同じ苗ですが、根がもう一本伸び始めています。
070804rも前回お送りしたものと同じ苗ですが、これにも画面下方に根が伸び始めました。
070806rは1998年に播いた場所での苗です。
070809rも1998年に播いた場所の苗です。画面には右に青い芽と左に白っぽい芽が見えます。
070813rは左の白っぽい芽を堀あげて、ホルモンの状態を写したものです。
070814rは右の青芽のホルモンと根の状態です。
これだけ近くに生えているのに、ホルモンは繋がりがなく、別物でした。

いづれもホルモンの塊は元の位置に埋めてきましたので、数年すればまた発芽すると思います。

昨年の秋交配した朔菓もだいぶん大きくなりました。
水月に素豊の花粉をかけ合わせたものと、土佐鶴に光玉殿の花粉をかけたものが二ずつ成長しています。
今年の12月には播種できると思いますので、適当なシイ・カシ主体の山を見繕っておいてください。その時期になったらお送りいたします。
生えんでもともと、生えたら儲けもんですから。

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野口です

先日、友人と話していたのですが、どうも夏は高知より京都の方が暑いようですね。
こちらでは、ほぼ連日の様に30度を上回っています。
しかも湿度が高いので、まつわり付くような暑さです。
そして梅雨明けを迎えれば、まだまだ暑くなります。
友人の話では、高知は30度前後で比較的すごしやすいそうですね。

>水月に素豊の花粉をかけ合わせたものと、土佐鶴に光玉殿の花粉をかけたものが二ずつ成しています。
>今年の12月には播種できると思いますので、適当なシイ・カシ主体の山を見繕っておいてください。
>その時期になったらお送りいたします。

シイ・カシ主体の山は無いですが、コナラやクヌギ等の雑木山なら少し奥に有ります。
しかし、寒蘭を山採りした経験が無いので、播種に適した環境が分りません。
その雑木山は比較的乾いた東南向きの稜線です。300メートル程度の標高で頂上付近には春蘭などが自生していますがその付近は赤松が多い様です。
東向きの斜面が良いのでしょうが、私が住んでいるのは京都の東山に当る位置ですから、基本的に西向きの斜面になります。また、谷筋が良いのか、尾根筋が良いのかも分りません。

産地の方なら常識なのでしょうが、自分でも「長年やっていても何も知らないなぁ…。」と思います。やはりハンディーを感じますね。

>生えんでもともと、生えたら儲けもんですから。

おっしゃる通りです。「始めなければ、何も始まらない」のですから、とりあえず、やってみます。
もし1本でも生えたら、きっと楽しくなるでしょうから。

 


芽出し時期が済んで新芽の成長が落ち着いたせいか、最近はメールが少なくなりました。次は花芽の時期まで暫らく静かな時が続きそうです。各地の新芽会も一段落というところでしょうか。レポートや写真が有ればお送りください。お願いします。

東洋蘭オークションの方も暫らく新しい登録が無かったので、最近はアクセス回数が減っています。
先日ネットワークメンバーのお一人と電話で話したのですが、「特に高額商品の場合は出品者の氏名を明確にしないと、苗の信頼性が低くなる。」とのご指摘を頂き、気が付かなかったことに恥じ入った次第です。私自身は出品者のそれぞれの方とのコンタクトも有り、現時点では何の問題も発生していませんので気が付きませんでしたが、将来の事を考えると当然そうするべきでしょうし、現在でも入札者に躊躇させている可能性は否定できません。
そこで、次回の受付からは、出品はメンバーのみで、フルネームを掲載する事にしたいと思います。

しかし、それぞれの品の信用度は確認の方法が有りませんので、「問題が発生した場合は双方のご意見と事態の経緯を、メンバーのみが閲覧可能なページに掲載する」という事で、それぞれの方のご判断にお任せしたいと思います。もちろん、品違いなどの問題が発生するのは、受け渡し後相当の時間が経過した後ですから、これが問題の解決策でない事は承知していますが、どのような方法をこうじても確実に阻止する方法が無いこともまた事実です。したがって「HPに掲載する」という事の抑止効果しか有りません。しかし、ネットワークの基本的な姿勢は寛容な精神と相互の信頼だと思います。それがミスなら取り返せるでしょうし、悪意ならネットワークに参加出来なくなると思います。「解決策ではない」とお叱りを受けそうですが、ネットワークに参加出来なくなるという事は、現実的にインターネット上の東洋蘭関係サイトに出入り禁止となる事で、抑止効果としては充分だと思います。

何か暗い話題になりました。話を変えます。オークションのサイトに新しい出品が有ります。マニアの欲しがる品物が出ています、一度覗いてください。現在掲載している品物に付いては、私自身がそれぞれの出品者のお人柄を充分承知しています、品物も間違いは無いと思います。安心して応札してください。