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1.平均気温:
 シミュレーターで使用している気象庁発表の平均気温は、最低気温と最高気温を単純平均したものではではなく、毎時観測データなどの時系列を含んでいる様である。従って「最高最低温度計」などの単純平均気温とは結果が異なっている。

2.日較差:(にちこうさ) 昼夜の温度差を言う。同緯度であっても標高が高い場合や内陸部では大きく、沿岸部では小さくなるなど地理的条件によって異なる。全国の年間平均日較差はおよそ7.35℃である。日較差が小さい場合は昼間の同化作用によって稼いだエネルギーが夜間の呼吸作用によって失われ成長が遅れる。
また、花への影響も大きく、花の大きさや色に影響が出る。理想は12℃以上と言われるが、特別な設備がない場合は実現が難しく、「夏場の夜間に打ち水を行う」、「加湿器を設置する」などの対策がとられる。

3.活動指数: 気温が高く、日較差が大きいほど活動(成長や出芽)が盛んになるが、気温が高くても日較差が小さい場合や、逆に日較差が大きくても気温が低い場合は活動が鈍る。
栽培シュミレーションでは、日較差と気温の平方根を求め、0〜100%の指数として表示する。通常の環境下では最大値が80%程度最小値は10%程度になり、それ以下では休眠する。

4.有効積算気温: 農作物で一般に用いられる積算気温は、年度内の平均気温のうち0℃以上に達した日の合計値だが、東洋蘭の場合4℃以下では休眠する事から「単純積算モデル」から4℃を減算した値を用いている。(土壌微生物が10.5℃以下では活動しない事から、11℃以下を切り捨てる計算方法も存在する。)
実際の栽培では品種、水分条件、根系の状態、作柄の良し悪し、病気の有無などによっても左右されるが、ここでは寒冷条件下での栽培可能性(最低必要気温条件)を目的とするので、気温条件以外は無視する。しかし、現時点で東洋蘭に関する有効積算気温に付いてのデータは無いので、東洋蘭に必要な最低積算気温は今後の課題となる。(1600℃前後が出芽適期か…?)

5.発色指数: 主な栽培種に寒蘭を選択された場合は、9月から11月までの期間、現在の花芽の発色程度を表示する。
色素は光合成によって得られたATPから生産される。気温が高い場合はATPは植物体を作るエネルギーとして用いられるが、気温が下がると紫外線から細胞を保護するためか、ATPによって生産された糖類やアミノ酸から色素が合成される。しかし、平均気温が10.5℃以下になると凍結による細胞の破壊から保護するために、糖類の生産を増やして細胞液の濃度を上げるため色素は分解される様である、その結果発色は良くならなず、逆に色が褪めていく。
シミュレーターでは、1から100までの値のうち60以上で最良、52以上で良、44以上でやや良、37以上で平年並、34以上でやや不良、それ以下では不良と表示する。活動指数と同様に平均最低気温と日較差から平方根を求めた。

 

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